荒滝山 (459m)・日ノ岳 (458.6m)
 荒滝山は山陽自動車道を小郡から美東方面へ進むときに見える富士山のような尖峰であり、中世の山城があった山である。道は良く整備されており、高低差も少なく、ピクニック向きの山である。ところが、公共交通機関でいくとなると適当な公共交通機関がない。3キロ南方の吉部までは船木からバスが来ているものの、始発地がよくわからず、そこまで、行く手段から考えるとなると、宇部方面以外からはとても無理である。小生は小郡から山口秋吉台自転車道を愛用のママチャリに乗り、美東町を経由して宇部市十文字集落に着いた。ここまでの自転車道は何度か歩かなければいけない所はあるものの、下り坂もあり、なんとか快適にサイクリングができる。さて、十文字交差点を左折し、しばらく進むと右側に荒滝入口の看板がある。この道を分岐すると荒滝の滝に出て登山口へも近道になるはずだが、よくわからないため、さらに進むと吉部ふれあい館があるので、右折して引き返すような道を登っていく。登山口看板をみて、右の小道を進む。最後の民家の左側から山頂までのコンクリ林道があるが、こちらは使わず、民家の右端を回り込み、赤い鳥居から山道に入る。大岩を過ぎるともう山頂である。山頂は平坦で広く、公園として整備してあるので、ちょっと拍子抜けである。残念ながら、麓から見たときに期待したほどの登ったという充実感はない。頂上からは360度の景色が見える。さて、山口への帰途、十文字交差点前でパンク、当然、自転車店は小郡までなく、むりやりパンクのまま乗って、お尻が痛くなったり、さんざんなサイクリングとなる。(94.04.09)
 今日は、ハイキング仲間と荒滝山に登った後、日ノ岳に登る。自家用車だど、あれだけ苦労したアプローチがあっと言う間である。日ノ岳には、荒滝山登山口の看板の所を右折せず、そのまま車道を直進し、峠を下った直後に左右に林道がある。ガードレール上の日ノ岳のサインを見て、右の林道を進むと、別の林道と合流し、直進後、右折すると伐採地に出る。終点から木橋を渡り、沢沿いの岩の赤ペンキ・テープを頼りに登ると暗い植林の尾根に出る。急坂を登りきると、東側に大きく切り開かれた頂上に出る。のろしの実験の記念碑がある。真下に見える荒滝山がこんなに尖峰であったかと思わせるほどの絶景である。荒滝山は登ったときより、麓や隣の山から見た時の方がその良さがわかる不思議な山である。同行氏より今日は物足りないとの感想あり。これまで、花尾山、野道山、十種ヶ峰等きつい登りの後の絶景というパターンだったのでやや物足りなかったか。次第に持ち駒も少なくなり、さっそく次回の山選びに頭を悩ます。(96.03.23)
 
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