雁飛山 (580.3m)
 公共交通機関を利用して山に登るとなると、場合によっては、登山口まで車道を歩いて、峠を一山越えて行かなければいけないことがある。雁飛山もその例にもれない。山口市からJRバスで美祢駅前に出て、美祢線に乗り換え、於福駅で下車する。ここから、車道を約1時間歩き、峠を越え、西畑集落に出る。カーブの所からしばらく梅林の中の幅広い林道を行き、植林帯に入るところから山道に左折し、もう1カ所迷いやすい所を過ぎてトラバースしていく。この山道は、山作業に使われているらしく、しっかり踏み固まれ、整備された道だ。落葉の中の尾根道は急坂だが、からっとした雑木林の中の道で気持ちよい。西田代コースと合流し、山頂に出る。
 山頂は2、3個の展望用の巨岩、大きく切り開かれており360度の展望。十種ヶ峰が白く見える。この山頂は、夏は草が多そうでヘビも出そうである。下りは上田代コース。植林帯の中の登山道は急坂、すべりやすく、湿気がある。いかにも、人工的に作った道のようで、歩き心地は良くない。やはり、西畑コースの方が良く整備されている。この山は西畑側はからっとしているが、上田代側はじめっとしている。堰提を過ぎると、猿田彦の石碑が。この先を右折した所に石柱渓入口のバス停があるのだが、石柱渓までは結構歩かなければいけない。バスが来るまで時間があるので。石柱渓を約15年ぶりに見学する。このバスは西畑集落は通らず、もっと南方を走り、美祢線の某駅まで出たはずだが、記憶に残っていない。このバス停は当時もかなり荒れていたので、もう、廃線になっていることだろうし、西畑コースを引き返した方が良い。(95.12.10)
カメラアイコン付近をクリックすると写真にリンクします