権現山 (543.0m)
 関東地方は大雪、山口市も夜間に雨雪が降る。昼から晴れるという天気予報を当てに、県庁前バス停8:11発のJRバスで出発、大田中央バス停に着く頃には再び雨が降り出す。川沿いの道を30分歩き登山口に着く。林道を登ると、こんな日にも関わらず、先客の四駆が駐車中。林道終点から沢沿いの踏み跡をテープを頼りに登る。かっての水田跡の石垣が奥深く続く。踏み跡と言うよりは沢そのものを登っている感じ。草、倒木が多く、冬でも難渋する。ナメ滝のところで、そのまま右へ行く道はあったが、滑りやすそうなので、テープのまま直登。巨岩を回り込んで、右側へ倒木帯が見える。植林帯を直登し、巻き道を左折し、テープがぐるぐる巻きの地点へ出て尾根を進む。岩塊帯を越える。ここからの秋吉台は絶景。しばらく行くと山頂は雪の中。山頂からは樹間越しに秋吉台、大田、鯨ヶ岳方向が垣間見える。別方向に降りようとしたが怪しげな獣の糞を見つけ、あわてて引き返し、ひっくり返る。元の道を降り始めたが、上空がにわかに曇り、山中が暗くなり雹も降り始める。熊の他に、道がわからず降りられないのではないかという不安の中、大声、鈴、ラジオでびくびく降りるが、いつもよりよくこける。何度か関節を痛めそうになる。こんな所で骨折したらおしまい。テープに導かれ何とか下山。ほっと、一安心。大田中央バス停のおばさんに美東町の初日の出登山は中山と聞く。美東町銘菓「チョコナッツマロン」を買って帰る。今日の反省 「自分の実力、季節にあった山を選べ」(96.02.18)
(追記)
 この大田中央バス停は乗り換え等でよく利用した。待合室内に昔ながらの木のベンチと売店があったのが懐かしい。
 
フラッグをクリックすると写真が表示されます