花ヶ岳(260.7m)
 長沢池北の花ヶ岳は低山ながら明るい山頂で展望が良い山である。前回(94.11)はコロニー奥の林道から植林帯をやぶこぎ気味に登り、大事なコンパスをなくした苦い思い出の山である。
【潮満寺コース】
今回は潮満寺コースでのぼる。ところが、朝から雨、やっとやんだので11時前に出発。おまけに腰痛気味で、霧雨の四辻駅着。長沢池を目指す。そのうち晴れるさという淡い期待もそぼ降る雨が強くなり、しばし、大村神社前の集会所で休憩。視界はますます悪くなる。視界は悪くてもこんな時のために秘密兵器があるととりだそうとしたが、雨にぬれるのがもったいないのでザックの中にいれる。
 るりがくえん側を通る頃には雨がつよくなりカッパに着替える。ようやく鷹の子集落につくが入り口が見つからない。集会所でふたたび休憩。道をもどると電信柱側に標柱をみつける。潮満寺には建物はないが立派な古木がある。左の林道をいくと2つのため池にでる。二つ目の池の前から広場にでて50cm幅のしっかりした山道をすすむ。なだらかな道がつづく。かって、お寺があった場所か、平坦な場所もある。真砂土帯をすぎ山頂は近いかと期待するが、雑木林の枝の水滴、しだの水滴を吸って消耗する。山頂直下は急でやっと細長い山頂に出る。HPのアドレスがかかれた大きな丸い看板がある。霧で時々切畑方面が見れるのみ。おまけにこんな日は獲物が少ないとみえ、吸血のぶよに手からお尻からかぶられ早々に退散する。山頂直下の崖を右方向にいくと石組みらしきものが見えたが確認できず。カメラの電池がなくなり写真をとれなかったが、登山口のため池からはなかなか趣のある写真がとれそうだ。雑木林の中の山道がいい山であった。(03.06.22)
【南尾根コース】
登山口は長沢池東端の公衆トイレである。前回は四辻駅から歩いたが、意外と遠く、交通量が多く少し危険であるため、今回は防府駅から新山口駅行きバスでコロニー前バス停下車。公衆トイレ先で右折し、ホテルの看板から左折し、すぐに右折して林道に入る。右側に緩斜面の植林帯が続く。次の分岐を右折し、二連の堰堤を左に見た林道終点から、右上方に伐採帯の山道に入る。伐採により、迷いやすいところもあるが、すぐに主尾根にでる。シダはこれから先、やや濃くなる。夏場は下が見えないので注意が必要だろう。シダが薄くなり、露岩が多い道を2,3のピークを超すと山頂である。山頂からは長沢池、火の山連峰、凌厳寺山、大海山が見事である。
 (04.01.31)
(付記)
潮満寺コースの方がなだらかで山頂直下のみ急登、道も里道として使われているのか、しっかりしており、こちらを利用された方が良い。
 なお、山頂北側の市境界ぞいに国土調査の切り開きがヤブ化しているため、畦倉峠を目指し、調査山行したが胸までの濃密なしだやぶで途中でエスケープした。一般的な登山道ではないので入り込まないこと。

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