東鳳翩山 (734.2m)
 東鳳翻山は山口市にいる頃、春秋に良く登った山だ。雑木林あり針葉樹あり、季節により様々な顔を見せてくれる間違いなく名山だ。この山を、公共交通機関を利用して登るとなると、小郡駅前から防長バスに乗り県庁前バス停に降りる。バス便は充実している。しかし、ここから登山口までは少なくとも1時間10分以上、車道を登っていかなければならない。県庁前バイパスを東に進むとやがて、蛍で有名な一の坂川に着くので、左折し川沿いを北上し、瑠璃光寺への十字路に出る。しばらく北上するとダムのための新道と旧道の分岐に出る。右側の山沿いの新道は急な坂道が一の坂ダムまで続いているが、やがて、東鳳翻山の山頂が遠望できる。錦鶏湖を回り込むと二つ堂方面の分岐を左折し、運動公園駐車場で準備運動、トイレを済まそう。
 急な舗装道を登るとカーブにコンクリ製の階段がある登山口に出る。この階段は狭く砂で滑りやすいので注意しよう。いきなりの急登がはじまるが、このあたり、最近は伐採が進み味気ない。つづらおりの山道を登ると次第に緑は濃くなる。汗をかいてくる頃に眼下に錦鶏湖が見えてくる。落ち着いた雰囲気の植林帯を過ぎ、崩落地帯のカーブを過ぎ、最後の急坂を登ると、山頂と坂堂峠への分岐に出る。ここのベンチで最後の小休止。ここから、中国自然歩道の階段道を登るかやとの山頂に出る。南面にふしの川河口、西側に西鳳翻山への縦走路、遠くに秋吉台、北面に男岳、ダツヤ山、遠くに十種ヶ峰が見える。ずっといたい山頂だ。
 下山は別の道をとりたいならば、西側の地蔵ヶ峠を目指そう。山頂からは急降下し、広場に出る。これから、峠までの道には、マムシが寝ころんでいるので、要注意。峠からは車道があるので、左折し、1時間以上ずっと降りていくと中尾口のバス停にでるのでJRバスで県庁方面に帰ることができる。西鳳翻山への縦走には、目の前の急坂を登り(ここもヘビに注意)、ガレた坂を2回登り降りすれば、あとは、快調な縦走路。ここからの東鳳翻山は尖って雄々しい。やがて、右から西鳳翻山の舗装道に出るが、ここが油峠だ。ちなみにこの道は旭村からの道なので、そのまま降りると歩いて帰れなくなるので要注意。西鳳翻山の山頂は電波塔ばかりで、おまけにヘビもいる。ショートカットしたければ、油峠で左側の山道を下っていけば鳳翻山登山口というバス停跡に出るが、現在のバスはバイパスを走っているので、バイパスを数分降ると100円市場の隣の吉敷畑バス停にでて、県庁行きのJRバスで帰途につける。なお、小郡方面に出たければ、湯田温泉で乗り換えたら良い。
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