石ヶ坪山 (122m)
  新聞等で最近売り出し中の石ヶ坪山。久々の山行で軽い山と思い選択。小郡駅から見える鯉のぼりを目印に東津橋で椹野川を渡り、登山口の大聖院へ。八十八カ所巡拝路には、各所にベンチがある。少し暗く落ち着いた雰囲気が良いが、何分、交通の要衝のため、自動車、雑踏の騒音がうるさい。三十二番からの登山道は木段が整備されている。山頂は、少し刈払いすぎのように思えるが、小郡の町並みや火の山連峰がよく見える。ちょうど整備中のおじさん(「ふるさと探訪会」の会長と思われる)に話を聞く。山頂には、テントの中に大きな机があるが、これも3時間がかりでそのままもってあがったとのこと。テントの木が朽ちやすいので、間伐材で作り直す予定だが年寄りばかりでなかなか進まないとのこと。のぞみとSLの両方を見ることができる駅は小郡駅だけで、小郡のマンション街の撮影に業者が良く登るとのこと。鯉のぼりは特に風が強くないかぎり、揚げたままにしておくとのこと。百谷コースをめざし、道を進む。自然感あふれる尾根道がよい。鞍部からは少し急坂で、猪の掘り起こしが目立つ。車道に出て、平安中期から後期の須恵器の登り窯である百谷遺跡をめざす。窯跡は予想より大きく、須恵器の破片があった。再び、石ヶ坪山へ登り返すと、さっきのおじさんを含め3名に増えた「ふるさと探訪会」の方々が、明日の健康ウオークラリーで石ヶ坪山・百谷遺跡がコースになるため、整備作業中であった。まったく、頭が下がる思いだ。ほんの小山であっけなく山頂に着くが、ぜひ散歩がてら訪れていただきたい。(01.10.08)
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