桂木山 (701.6m)
 
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鐙峠コース
保ヶ原コース
 桂木山はちょんまげ状の山頂が特徴で、県内の多くの山の山頂から同定することができ、いずれ、登らなければと思っていた。2月中旬、秋吉台の山道を散策していたら、狩猟期の終わりとなる秋芳町の大狩りに遭遇し、避難してでた所が、桂木山の麓の山領集落であった。青空に桂木山が雄大に見える。麓のおばさんから、晴れることが少ない山であること、鐙峠に降りるつもりが分岐を間違え、山領につながる谷をやぶこぎでおりてきて傷だらけになった登山者の治療をしたことなどを聞き、ますます登高欲がわく。
(鐙峠コース)
 当時、保ヶ原コースが災害のため通行止めであった。鐙峠コースは距離が長く健脚向きだが、山登りの充実感を味わうことができる。防長バスでサファリランドバス停下車。鐙峠に向け車道を歩く。これから登る桂木山が見えてくる。鐙峠に着くと、右側に登山口がある。すぐに迷いやすい分岐があるが、右折し、急な尾根道にあえぐ。町境界の沿いの道は境界標、赤テープで明瞭。何度かアップダウンをくりかえし、尾根道を進む。鉄塔の展望広場に出ると、日本海鯨ヶ岳が見える。山頂には2基の石祠と鳥居がある。秋吉台山焼きの予定日であったため、中止になっても、狭い山頂は登山パーティで一杯で早目に退散する。下山時は早栗林道コースへの分岐に注意。直進に見える方は山領におりる早栗林道コースなので、左側を行くこと(94.02.27)
 例年になく予定どおり山焼きが実施され、山頂は80名で超満員。早目に退散。秋芳大滝側におりる。自然感あふれたコースを降りてたどり着いた秋芳大滝は思わぬ散策スポットであった。柏木集落のバス便は少ないのでよく確認すること。(95.02.19)
(保ヶ原コース)
 A氏の車で保ヶ原コースから登る。登山口は鯨ヶ岳の登山口のある山中峠になる。治山ダムからのジグザグの山道はおもしろみにかける。尾根に出ると、山頂はもうすぐだ。天候も曇天で山頂も平らなためか、同行氏曰く「なぜ、この山が名山なのかかわからない」。確かに、山の印象は登るたびに異なる。あの苦しい急登があるからこそ、鐙峠コースから山頂に着いたときは充実感があるのだ。初めて、登られる方には、多少時間がかかっても鐙峠コースをお奨めします。(97.03.02)