竜ヶ岳 (365.5m)
 山の人気にも、流行があるようで、山のヒットチャートがあるとすれば、竜ヶ岳は赤丸急上昇中といったところだろう。山陽自動車道を玖珂方面に行くトンネルの手前から見える尖鋒が竜ヶ岳。先年の辰年により、ますます人気がでてきている。公共交通機関で登るとなると岩徳線米川駅に下車。島田川沿いに南下し、山陽自動車道高架橋をくぐり抜けたところに左側に標札。左折し、再び、山陽自動車道の下をくぐり町道を進む。青い瓦の家の所に看板を見つけ、右の田圃の中の小道を進み、民家を過ぎると林道跡との三差路に出て、右折する。左折すると猛犬が放し飼いになっている鶏舎に行くので注意。林道跡は思ったよりは良く、一人で歩くのにはちょうど良い。しばらく行くとガレ場の急坂になり、岩がぐらぐらし、不安定である。枝を頼りに登ると、いきなりの山頂。このあたり、十分の注意が必要である。また、このガレ場はこけむしており、夏は出そうである。
 山頂からはすべての山々がみえる。蓮華山、高照寺山、氷室岳、銭壺山、石城山、烏帽子岳、徳山・下松湾。あいにくの曇天だったが、晴れたらすごい景色だったろう。直下に山陽自動車道。熊毛町からの夫婦が登山。南方に国土調査のための刈り道があったので、新ルート開拓のつもりでおりたが、急坂が多く、登ってきた道の方が良い。(95.12.02)
(追記)
 島田駅から筏場、兼清行きのバスが出ているのでこれを利用することも可能。ただし、筏場行きのバスはほとんどない。また、島田駅からの接続は必ずしも良くない。
 最近は南の相ノ見峠からのコースを利用する登山者が多いようだ。
(札の尾・竜ヶ岳縦走)
 今日は周南山の会の札の尾・竜ヶ岳縦走山行に飛び入り参加。このコースは以前、光健康ハイクの山行で登ったが、札の尾まででばてばてになった記憶がある。黒岩峡のWCの次のやや広い駐車場を過ぎ、左手に登山口の印がある。マムシ注意の札もある。真砂土とシダのはっきりした道の急登は日陰がなく、暑い。黒ダキピークを過ぎ、何回もアップダウン。不思議なことに下りになると涼しい風が吹いてくる。札の尾で昼食の予定もあまりに暑く、地蔵の建つ鞍部で昼食。さくらばばさん持参の冷たい梨がおいしい。山頂は暑く早々に退散。下山は二井寺道の地蔵の立つ林道入口に出る。今日は、蛇が怖く、登山靴ではなく鉄の入った安全靴での山行だったが、周南山の会のパワーのせいか、こんなに暑いと蛇も出たくないのか、一匹も見かけなかった。帰りは山の哲人Gomenさんに送ってもらう。もう、ほとんど未踏の山がないようすにびっくりする。(02.09.08)

三丘城山から見た竜ヶ岳