神宮山 (483.3m)
 昨日の雨で急遽登れる山として、懸案の神宮山へ挑戦。8:24山口発東萩行きバスに乗り、9:30東萩駅着9:50発の山陰線に乗り、宇田郷駅下車。駅から海岸沿いの国道を北上し、御山神社への分岐を右折すると、神宮山が見えてくる。巨木の生い茂る御山神社を過ぎ、峠の所から「奥社案内」という札を見て、細い舗装道を少し進むと、山道に合流。水田の畦道を経て、芝が良く整備された山道を歩くと、木の鳥居、渇水舎に出る。この渇水舎、どうも水道を引いているよう(?)で、後ろにバルブとホースが見える。ここから、木の階段を経て、ブロック階段が始まる。階段といっても、非常に地面の傾斜にあわせており、歩幅も段を気にしなくても良い。ただ、苔むしており、左右に雑草が生い茂る狭い道のため、あまり気持ちが良い道ではない。チリチリという音がすると思うと、マムシが警戒して尾に力を入れて枯葉に当たる音だった。何か貧乏揺すりを連想してユーモラスに感じるが、それは大きな思い違い。尻尾しか見えず、準攻撃態勢のため、さっさと側を避難する。100段毎の看板はあまり気にならず、展望台のベンチ型の岩へ。ここでもまた蛇が。山頂の神社には蔦の絡まる巨岩がある。この巨岩が海岸からよく見えて、神社の由来となったと思われる。遠岳山、遠くに萩、日本海が薄青く広がる。山頂近くの碑に「千四百段登る汗に悩み消え去る」とあるが???小生によれば「千四百段思いにふければマムシ踏む」の方がふさわしい。
 それにしても、精神的に緊張の強いられる山行だった。やはり、蛇の心配がない初春、冬に登るべき山だ。(96.10.13)
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