昇仙峰 (261.0m)
 新南陽から徳山市西部にかけて、公共交通機関を利用して登れる手頃な山が連なっている。嶽山、若山、そして山頂からの絶景の瀬戸内海が印象的な昇仙峰である。戸田駅下車後、国道2号を西へ進み山陽自動車徳山西ICへの進入路を過ぎ、佐畑橋で左折直進し、高架「徳山西5」、「徳山西6」で山陽自動車道の下を抜けると登山口の看板がある。右上方へ超急坂のコンクリ舗装道を登ると自動車道の法面上部に出る。直角のカーブ地点が大将軍である。雑木林の中の幅3メートルの山道をいき鞍部に出ると赤土の急坂になる。あと200mの看板を過ぎると草多い山頂広場に出る。夏場は蛇にも注意が必要かも知れない。旧軍の宿舎はそのまま残されており、砲台跡、探照灯台跡がある。灯台跡からの真下のように見える瀬戸内海はさすがに絶景である。灯台跡前には自然石の岩の上に石祠がある。戸田駅を過ぎた下り列車の中から山頂が切り開かれた山が正面に見えてくればこの山である。線路が海側にカーブしてくると今度は海岸沿いから右側にその姿を見せてくれる。ちょっとした時間があれば、一度は訪れておきたい山である。今日は小さい山ながら嶽山、若山、昇仙峰と3山を登り、さすがに疲れ帰途に着く。(94.11.27)
 6年ぶりに、HP用の写真を撮るために再登山。道の両側の雑木林が気持ちよい。胴回り2mの巨木もある。海軍境界標らしき石柱をすぎると、急に森が切り開かれた山頂に出る。昔にタイムスリップしたような空間は変わっていないが、兵舎は「憩いの館」として改装されていた。三角点を過ぎると広い展望広場にでる。ここから、富海方面の海、大平山、四熊ヶ岳が見える。遙か遠くに、金峰山、千石岳、石ヶ岳、尖峰は蕎麦ヶ岳か?中央には、初日の出登山の焚き火の跡がある。今日は曇りがちで四国は見えなかったが、きーんと晴れた冬晴れの日に登っていただきたい。登山者5名。(02.01.06)
フラグ、カメラアイコンをクリックすると写真が表示されます。