高岳山 (1040.7m)
 県内の数少ない千メートル級の山は県境に集中しているため、公共交通機関を利用した登山は困難である。阿東町には、山口線東側に景色の良い野道山、三ツヶ峰があるものの、登山口が離れているため、車を利用した山行にならざるを得ない。その中で高岳山はかなり歩かなければいけないものの、公共交通機関を利用した山行が可能である。徳佐駅下車後国道9号線に出て左折し約40分北上すると、レストランがあるので手前を右折し旧道に入る神社前を右折、「ながせ青春の汗」の看板をみて御所河内集落に着く。最後の民家をすぎ、林道に入る。S字カーブを過ぎ、丸太橋を渡ると、林道終点になり、登山口の看板がある。沢を3度渡る谷沿いの道を行くと、斜行路となる。このあたりで、登山前から怪しかった空模様が悪化し、霧でかすんだ空から雨が降り出し、しばし雨宿り。雨は止むも天候の回復は望まれず下山も考えるが、今まで歩いた距離を考えるともったいないので山行を続行。雲が切れて、桐ヶ峠直前の地点からの十種ヶ峰と徳佐方面の景色は絶景桐ヶ峠から直進すると古江堂だが、すぐ先からは細道となっている。右折すると三ッヶ峰への縦走路だが藪が深い。高岳山へは左折し山頂までは長い急登の尾根道だが、ブナの自然林が気持ちよい。台風の影響で倒木等で道は荒れている。山頂を過ぎ、展望点からは阿東方面が絶景。しかし、再び霧がかかってきた。徳佐駅から登りに要した時間3時間15分。ふもとの「ぶちえらかったろう」の看板は嘘ではなかった。県内の山の中でも有数の登りがいのある山だ。(94.10.01)
 今日はA氏、K氏夫妻との山行。車で林道を登る。A氏、K氏とも日頃の運動不足で、小休止の連続。その中で元気の良かったのはK氏の妻のみ。山頂への長い尾根道に全員へとへとになり、やっと山頂。登山者10名。展望地から眼下に山口線のSLの黒煙が見える。今日は、山道に溜め糞があった。(96.05.18)
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