虎ヶ岳(414m)・烏帽子岳(412.4m)
(烏帽子岳コース)
 今回は下松の烏帽子岳(通称だけさま)から虎が岳へ縦走を試みた。だけさまは幼少の頃、麓から見上げて大きな山だなと思った想い出がある。岩徳線周防久保駅で下車、左側の坂を下り、鉄道下のトンネルを抜け、登り返すと桃山団地に出る。ふるさとの農道という感じの左の道を、しばし、道なりに進むと来巻公民館の十字路に出る。やや大きな道を左折し、しばらく行くと、山側に進む道に右折し、小さな峠を越えると左手に降松神社下社がある。さらに進むと右手に19番札所がある。右折し、山道に入り、左折し、竹林の中の尾根道を行くと、植林帯の斜行路へ入る。一部笹がある。鳥居からしっかりした階段があるが、結構急である。神社から石祠までははっきりした尾根道。その後は、雑木林の中の道をテープを頼りに行く。倒木やヤブで道を失う場所も。ようやく、狭い山頂に。熊毛方面がよく見える。これから先は防火帯で幅5メートルの道と聞いていたが、かなり木や草が生え、倒木もあり難渋する。アップダウンを繰り返し、明るい虎が岳山頂に着く。熊毛、光の島田川河口がよく見える。さらに北に進み、常安寺へ降りるつもりが、道を誤り、沢へ降りかけ、あわてて引き返し、陽の落ちる時間を気にしながら、登りのルートを下山する。(96.01.02)
(常安寺コース)
 この1年で、虎が岳の知名度は飛躍的にアップした。常安寺コースは岩徳線大河内駅で下車。周東大規模農道を熊毛方面に進み、登山口の看板から右折し常安寺を目指す。常安寺手前に登山口。登山ノートあり。しっかりした山道を進み、沢を何度か渡る尾根道を辿ると山頂へ。96年11月に登山路が整備されたようで、前回よりも山頂の草が刈られている。道にもしっかりした案内板が付いている。登山者8名(97.4.12)
(烏帽子岳コース)
 降松神社は鷲頭氏ゆかりの神社で、現在は鷲頭山に中宮、上宮がある。烏帽子岳の降松神社は文明23年に勧請されたものとされている。ちなみに、下松市にはもうひとつの降松神社が茶臼山の麓の恋が浜にある。今回は、願のため、中宮に登ったあとに自転車で移動し、登る。来巻公民館への道の途中にはバイパスが工事中。登山口付近は農道改良で広くなるようだ。この先も送電鉄塔ができたためやや広くなっている。石祠から右折すると伐採された展望地から来巻集落が眼下にひろがる。山頂への道は枯れ木、伐採で以前よりはっきりしている。神社は登る人もあまりないのだろうか正月餅だけが供えられている。この農村にも、開発の波が押し寄せており、古き農村のすがたがいつまでも保たれるよう願わざるを得ない。(99.1.3)
(鷲頭山・烏帽子岳縦走コース)
 最近では、茶臼山ー烏帽子岳ー虎が岳の縦走が健脚者の一大目標となりつつあるようだ。小生はそれほどの実力もないため、鷲頭山からショートカットし、降松神社参詣シリーズとして、烏帽子岳に縦走する。このコースは光側から中宮への古道ハイキングに参加し、道の良さが気に入って思いついたものだ。中宮までは参道をそのまま登ると誰でも簡単に着くことができる。石段の右側の平坦な山道をしばし進み、小さな峠を越え、また平坦な道をトラバースすると茶臼山との分岐に着く。左折し虎が岳への縦走路に進む。ここからは、登りが続き、汗がしたたり落ちる。ようやく、烏帽子岳と虎が岳の分岐に着き、左折すると、烏帽子岳山頂に出る。(00.春)
今回は、前回とは逆に烏帽子岳から鷲頭山へ縦走する。登山口の19番札所から山道に入り、分岐路を左折し、竹林の中の尾根道を行くと、植林帯の斜行路へ入る。鳥居の手前に「御山」の石柱がある。鳥居から結構急な階段を行くと改築された社殿がある。神社から石祠をすぎ、標識を右折し、はっきりした尾根道を行くと、光側に開かれた展望台へ。眼下に島田川河口、遠くに茶臼山が見える。更に進むとベンチ代わりの丸太が置かれた下松側の展望台へ着く。この二つの展望台はよく整備され、景色も良いので、昼食は三角点よりこちらでとった方が良い。縦走路には先ほどの分岐点に戻り、右折し、三角点をすぎ、虎が岳への分岐を右折する。アップダウンの続く縦走路を何とジョギングしている女性発見。すごい体力だ。中宮別れを右折すると、巨木が倒れているも感じの良い山道が中宮まで続く。今、登った烏帽子が岳の尾根がよく見える。(02.03.16)
 この縦走ルートの地図は鷲頭山を参照してください。
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